昨晩寝る前にベットのなかで思いついたことを、ふとfacebookに投稿したんだけれど、やっぱりブログにも書いておこう。...
コンテンツを誰に見てもらいたいのか
ちょっと概要を把握し直そうとおもって、SNSのユーザ数を調べてみました。
みなさんがまとめてくれているおかげで、とても助かる。
Facebookがいまも個人ユーザーむけには強いとはいえ、20代女性になるとInstagramの利用がぐっと伸びますね。ぼくもInstagramをつかっていますけど、画像と簡単なコメントで投稿できるから気軽なんですよね。あとハッシュタグを複数つけることができて、タグで辿っていけるのが楽しい。
いっぽうFacebookは知人との近況報告的な使い方が中心です。またビジネスユースで「Facebookページをつくりたい」と相談されることもあります。ちょうど昨日1年ぶりくらいに、ある知人に会ってきました。近況をほうこくしあうなかで、ビジネスサイトを作る云々の話になったんです。で、周囲の方に相談したところ
「Facebookページをつくって運用していけばいいのでは」
と言われたそうなんですよね。その回答に釈然としないものを感じて「どう思う?」と聞かれました。個人的には伝えたい相手がFacebookのなかのユーザだけならいいと思いますが、そうではない層を対象にするのであれば、ちょっと意味がないかもと思っています(ので、そう答えました)
Facebookページの運用については、数年前から依頼されてときどき触ることがあります。
これ、ぜんいんに届くとけっこうな方が思っているんですよね。でもじつはそうじゃない。

「リーチ」というFacebookページの投稿がファン(いいね!を押してくれた人)に表示される状態をさす言葉があります。この「リーチ」が多いほど投稿がファンのタイムランに表示されているわけです。
下記は、いいね!数が500人前後のFacebookページの、ある投稿のリーチ人数です。
リーチ率でいうと、6.4%でしかありません。つまりファン全員に投稿が見られているわけじゃないんですよね。じゃあリーチ率ってどのくらい?についてはコムニコさんがまとめてくれています。
Facebookページへいいね!をおねがいします、というリクエストをもらうこともありますが、リーチ率が低い以上「いいね!」を押してくれた人を増やすだけでは意味がなくなっています。
この仕組については、ニュースフィードの仕組みを理解する、に掲載されています。
「いいね!」を押してくれた人を増やしつつ、リーチ率をたかめるためには、Facebookページとユーザの関係の強さ(エンゲージメント)が関係していますので、まずは投稿記事へのコメントやいいね!、シェア数などを運用によって高めていく必要があります。が、そこまで手が回るのかなぁというのが現実的な課題ですよね。つまり「ユーザにアクションしてもらえるコンテンツ」を投稿していく必要があります。(ここで数字稼ぎのコンテンツに走りたい誘惑が起きるわけです)

全く更新されていないブログとおなじく、SNSも更新されていないケースをみかけます。SNS運用は方針と運営体制が課題になってくるので、「誰が」「なにを」「どう発信していくのか」を考えた時に、兼務業務がおおい中小規模の会社がFaccebookページをうまく活用するのは、ちょっと無理があるんじゃないか、と最近はおもっています。
日記的なかんじで「写真」+「今日はこんなことがありました」って投稿だけでエンゲージメントは伸びないですよね。だとしたらきちんとしたコンテンツをつくっていかなきゃいけない。
で、話をもどすとFacebookページで発信したい情報を「届ける先」によっては、つたえられないと思っていたほうがいいんじゃないでしょうか、という話をしました。
さらに加えると
ってことも懸念材料としてあります。
いまならTwitterやInstagramをお勧するかなぁ。情報更新の告知場所としてはFacebookページも運用しますが、コンテンツの源は別にURLをとって置くほうがいいんじゃないかと思います。
実際に運用するとした場合
などなど考慮しなきゃいけないことも、とてもたくさんあります。ブログならコメント欄はオープンなのか、クローズなのかということも考えますよね。
今月地元の商工会議所でSNS活用にかんするセミナーがあるとのことで、お誘いを受けました。せっかくなので話を聞きにいこうかなぁと思ってる。